セイコーとバンフォードが、パンチの効いたセイコー 5スポーツモデルの新作を発表した。

これは限定版としてヒット作になること間違いなしだ。直径42.5mm×厚さ13.4mm(ラグ・トゥ・ラグ46mm)という(カルト的な人気を誇るSKX007からインスピレーションを得た)誰もが親しみ愛してきたおなじみのサイズを採用した新作SBSA315は、単なるダイヤルのリフレッシュ以上のモデルであり、スポーティなセイコーのパッケージに多くの魅力的な要素を詰め込んでいる。

Seiko Bamford
 この時計は(英語と日本語の)デイデイトディスクがダイヤルの下で回転する様子を見ることができる、半透明のブルーダイヤルが特徴だ。(シルバーとオレンジの)針、そしてアプライドインデックス(いずれもルミブライトが充填されている)は、1980年代のSKXのデザインを彷彿とさせる。逆回転防止ベゼルは最初の20分がオレンジ色で示され、リューズは4時位置に配置されている。表面にはカーブしたハードレックス風防、裏蓋にはバンフォードのロゴが大きく描かれている。

 ケース内部には41時間のパワーリザーブを持つ自動巻きCal.4R36が搭載され、時・分表示、秒針停止機能付きセンターセコンド、デイデイト表示が備わっている。しかしこの時計の本当の楽しさは、夜光の使用にある。ルミブライトが塗布されたインデックスと針だけが光るわけではない。デイトディスクも光り、ダイアルを通して見えるが、“本日”の日付はくり抜かれた窓によって遮られることがないためより明るく際立つ。ブラックとブルーのナイロン製NATOストラップには明るい夜光オレンジのストライプが中央に走っており、これも楽しい仕掛けだ。

SBSA315
 もし私と同じようにこのセイコーのコラボが楽しいと感じたなら、知っておくべき詳細がここにある。この時計は2025本限定で、セイコーブティックでのみ入手可能。価格はきわめて手ごろな6万3800円(税込)だ。

我々の考え
手ごろな価格のダイバーズウォッチはもういらないと心に誓っていた。すでにペリカンケースにいくつか持っていて、もっと着ける時間をつくらなければならない。しかしこれはとてつもなくクールであり、よく似たデザインと色を共有する河村康輔モデルであるSRPJ41を手に入れ損ねたときの大きなFOMO(取り残されることへの恐怖)がまだ残っている。

 実際、ケースやスペックに関してはほとんどすべて同じであり、それも当然だ。どちらも70年代のセイコー タイムソナーモデル(2022年にセイコー 5モデルとしても再発売された)からインスピレーションを得ているからだ。ひとつのテーマに対するバリエーションだとしても、それは問題ではない。いずれにせよ、これは素晴らしいリリースだ。またダイバーズウォッチを買うときが来たようだ。

SBSA315
Seiko Bamford Caseback
Seiko Bamford Caseback
基本情報
ブランド: セイコー×バンフォード(Seiko×Bamford)
型番: SBSA315

直径: 42.5mm
厚さ: 13.4mm
ラグ・トゥ・ラグ: 46mm
ケース素材: ポリッシュおよびブラッシュ仕上げを施したステンレススティール
文字盤色: ブルースケルトンダイヤル
インデックス: アプライドマーカー、デイデイト部分に開口部あり、シルバーとオレンジのSKXシリーズで使用されていた針
夜光: 針、アワーマーカー、デイディスクにルミブライト
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: ブラック、ライトブルー、ルミナスオレンジのストライプが入ったNATOストラップ

ムーブメント情報
キャリバー: 4R36
機能: 時・分表示、センターセコンド(秒針停止機能付き)、デイデイト
パワーリザーブ: 41時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 24
クロノメーター認定: なし
追加情報: カーブしたハードレック風防、バンフォードロゴが入ったシースルー・スクリューバック