モリッツ・グロスマンはブランド創立17周年を祝し、新たなコンプリケーションモデル「パーペチュアルカレンダー」を発表します。この新作はウォッチメイキングで最も複雑な機構の1つである永久カレンダーを搭載しており、30日までしかない小の月に手動で日付を調整する必要がなく、また4年に一度の閏年にも正確な日付を表示します。
2008年に歴史的な時計職人の名を冠したブランドを創立して以来、モリッツ・グロスマンスーパーコピー時計は伝統的な技法と現代の技術を活かしたウォッチメイキングを続けてきました。グラスヒュッテの時計産業に大きく貢献したグロスマンが目指した「シンプルでありながら機械的に完璧な時計」は現在のブランドの理念となりイノベーションと共に発展し続けています。
パーペチュアルカレンダー機構
文字盤上にセッティングされる月と曜日表示、そしてムーンフェイズのバランスを整えシンメトリーなダイヤルデザインを採用しました。1から31までの日付が時計の外周に印字された独自のデイト機構は視認性に長けており、デイトマーカーを用いて数字を囲い日付を示します。
曜日と月はダイヤルの3時位置と9時位置のサブダイヤルに表示されます。この2つのダイヤルとスモールセコンドには洗練されたアジュラージュ装飾が施されており、繊細な円形パターンを幾重にも重ねた装飾模様は光を捉え美しく輝きます。
また、2つのサブダイヤルにはそれぞれ小さな窓枠が設けられており、月表示には閏年のサインが表示され、曜日表示には時計の時刻合わせに役立つデイ・ナイトをセッティングしています。
12時位置のムーンフェイズディスクには星空を連想させる小さな銅のきらめきが印象的なブルーゴールドストーンを用いており、マザーオブパールを使用して描かれる月の美しさを際立てています。
優れた操作性
パーペチュアルカレンダーのケース側面には永久カレンダー調整用のボタンが4つ備えられています。曜日、月、月齢はそれぞれのボタンを押すことで素早く設定可能です。ケースサイドに埋め込まれたボタンは専用のプッシャーを用いて操作します。
また、残り一つのボタンは日付調整用となり、これを押すと外周のデイトマーカーだけでなく曜日、月、月齢も連動して進むため、巻き上げ不足により時計が止まってしまった場合にも容易に調整が可能です。
新設計された自社製キャリバー101.13
パーペチュアルカレンダーのためにキャリバー101.13が新たに設計されました。ベースとなるキャリバー100.1に永久カレンダー機構を搭載した新ムーブメントはモリッツ・グロスマンの特徴であるプレート構造を持っています。
永久カレンダー機構だけでも211個の部品を使用しており、これをベース部分の190個ものパーツに組み合わせています。
このキャリバーは新しく設計されたコハゼ装置とプレートに組み込まれた脱進機を備えています。また、ケースバック側からは時計の隅々にまで行き渡る伝統的な技法を受け継ぎ丁寧に仕上げられた美しい装飾を見ることができます。
パーペチュアルカレンダー、3つのバリエーション
18Kローズゴールドケースモデルはシルバーとグレーの2つのダイヤルバリエーションがあり、細身のランス型に仕上げられた針とデイトマーカー、そしてインデックスも18Kローズゴールド製です。
もう一つのバリエーションはプラチナケースモデルです。シルバーとグレーのツートーンダイヤルには視認性に長けたブルーに焼き戻したスチール製の針とマーカーをセッティングしています。
どのモデルにもピンバックル付きの手縫いダークブラウンアリゲーターストラップをあわせています。
【仕様】
パーペチュアル カレンダー
Perpetual Calendar
[特徴] 針合わせファンクション解除・時計リスタート用プッシャー/歯車式コハゼ装置/グロスマン製精密調整ネジによる緩急調整装置/表面処理をしない洋銀の3分の2プレート/3分の2プレート・テンプ受けのハンドエングレービング/3段のサンバースト模様で装飾された角穴車/平型ネジ留め式の盛り上がったゴールドシャトン/個別に取り外し可能なクラッチ式巻き上げ機構/針合わせ用ストップセコンド機能
Ref. MG-003906
予価:¥17,600,000 (税込)
ケース:18Kローズゴールド
・リュウズ:18K ゴールド
・プッシャー 18K ゴールド
ダイヤル:シルバー
・針:18Kローズゴールド製、ポリッシュ仕上げ
Ref. MG-003907
予価:¥17,600,000 (税込)
ケース:18Kローズゴールド
・リュウズ:18K ゴールド
・プッシャー 18K ゴールド
ダイヤル:グレー
・針:18Kローズゴールド製、ポリッシュ仕上げ
Ref. MG-003904
予価¥19,800,000 (税込)
ケース:プラチナ
・リュウズ:プラチナ
・プッシャー:プラチナ
ダイヤル: シルバーとグレーのツートーン
・針:ブルーに焼き戻したスチール
(共通)
ムーブメント:自社製キャリバー 101.13(手巻き)
・ムーブメントサイズ 直径:36.4 mm、厚さ8.3 mm
・5 姿勢調整
・部品数: 401 個 (ムーブメント190個、カレンダー機構211個)
・石数: 37石(うち3個はネジ留め式ゴールドシャトンに使用)
・脱進機: アンクル脱進機
・調速機: 質量ネジ4本および調節ネジ2本を装着した耐震軸受式グロスマン製テンプ
・ニヴァロックス1ヒゲゼンマイ(ブレゲタイプ80番、グスタフ・ゲルステンベルガー案に基づく)
・テンプ 直径14.2mm 振動数: 18,000振動/時
・パワーリザーブ 完全巻き上げ状態から約 42 時間
・機能 時、分、日付、曜日、月、ムーンフェイズ
・ストップセコンド機能搭載スモールセコンド、グロスマン製プッシャー付き巻き上げ機構
ケース:スリーピース
・ケースサイズ:直径:41.0 mm/厚さ13.9 mm
・ブルーゴールドストーンのムーンフェイズ、MOP
・風防 片面反射防止加工をしたサファイアクリスタル
ストラップ :18Kゴールドまたはプラチナ製ピンバックル付きの手縫いアリゲーターストラップ
[モリッツ・グロスマン]
モリッツ・グロスマンは1826年にドレスデンに生まれ、偉大なドイツ人時計職人たちにおいて先駆者とみなされます。若く才能に恵まれた時計職人であったグロスマンは、友人のアドルフ・ランゲの説得により1854年に自身の工房をグラスヒュッテに設立しました。評価の高い時計企業を運営する一方で、グロスマンは政治的・社会的な活動に努め、1878年にはドイツ時計学校を設立します。1885年にモリッツ・グロスマンは突然亡くなり、彼の死とともに時計マニュファクチュールも解体されました。
このモリッツ・グロスマンの伝統的な時計作りが2008年に復活しました。時計師クリスティーネ・フッターが、かつてグラスヒュッテの時計ブランドであった「モリッツ・グロスマン」に出会い、その商標を取得し、構想を練り、素晴らしく繊細な腕時計とともに残された120年前のグロスマンの遺産を受け継いだのです。そして、個人の時計愛好家からの支援によって2008年11月11日にグロスマン・ウーレン社がグラスヒュッテに設立されました。今日のグロスマンの時計師は、歴史的な部分を単に模倣するのではなく、新たな伝統を作り上げています。モリッツ・グロスマンは、革新と卓越した技能を基に、伝統的であると同時に最新の仕上げ技術と高品質の素材を使い、時計作りにおける「新しい時代の原点」を創り出します。